■祓  詞【はらえことば】

 掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に御禊祓へ給ひし時に生り坐せる祓戸の大神等 諸諸の禍事 罪 穢有らむをば祓へ給ひ清め給へと白す事を 聞こし食せと恐み恐みも白す

 ・読み下し文

 かけまくもかしこき いざなぎのおおかみ つくしのひむかのたちはなのおどのあはぎはらに みそぎはらえへたまいしときになりませるはらえどのおおかみたち もろもろのまがごと つみ けがれあらむをばはらえたまい きよめたまへともうすことを きこしめせとかしこみかしこみももうす

 ・祓詞の大意

 伊邪那岐大神【いざなぎのおおかみ】が、死者の住む黄泉国【よみのくに】を訪ねて御身が穢【けが】れたため、筑紫【つくし】の国の日向【ひむか】の橘【たちばな】の小戸【おど】の億原【あはぎはら】という浜辺で、水につかって身を清め禊【みそぎ】をした時に誕生になった、祓戸【はらえど】の大神等【おおかみたち】、これらの神の御神徳【ごしんとく】によって、私達の犯した罪や心身の穢【けがれ】を祓い清めて下さいと、申し上げることをお聞き下さい。




■神棚拝詞【かみだなはいし】 (一例)

 此の神床に仰ぎ奉る 掛けまくも畏き 天照大御神 産土大神等の大前を拝み奉りて 恐み恐みも白さく 大神等の廣き厚き御恵みを 辱み奉り 高き尊き神教のまにまに 直き正しき眞心もちて 誠の道に違ふことなく 負ひ持つ業に勵ましめ給ひ家門高く 身健に 世のため人のために盡さしめ給へと恐み恐みも白す

 ・読み下し文

 このかんどこにあおぎまつる かけまくもかしこき あまてらすおおみかみうぶすなのおおかみたちのおおまえをおろがみまつりてかしこみかしこみももうさく おおかみたちのひろきあつきみめぐみを かたじけなみまつり たかきとうきみおしえのまにまに  なおきただしきまごころもちて まことのみちにたがうことなく おいもつわざにはげましめたまいいえかどたかく みすこやかに よのためひとのためにつくさしめたまえとかしこみかしこみももうす

 ・神棚拝詞(現代語訳)

 この神棚に仰ぎまつる、言葉に出し心にかけて申し上げることも恐【おそ】れ多い、天照大御神【あまてらすおおみかみ】、この土地にお鎮まりになっている産土【うぶすな】の大神の御前を拝して謹んで申し上げます。
 神々の広く厚い御恵【みめぐ】みをもったいなく思い、高く尊い神の教のとおり素直で正しい真心によって人の道を踏みはずすことなく、自分たちが、従事する勤めに励むことができます様に、また、家が栄え、家族も健康で世のため、人のために尽くさせてくださいと、恐【おそ】れ畏【かしこ】んで(謹んで)申し上げます。



※祝詞は万葉仮名を用いますが、ここでは読みやすくするため、書き下しにして振り仮名は現代仮名遣いにしました。



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