■ 神宮と神宮大麻 ■

 皇室の御祖神、国の総氏神様として、伊勢の地におまつりされている神宮は天照皇大御神様(あまてらすすめおおみかみ)をおまつりする皇大神宮《内宮》と豊受大御神様(とようけのおおみかみ)をお祀りする豊受大神宮《外宮》の両正宮を中心に、125のお社からなり、広く国民に親しまれています。
 皇大神宮は第11代垂仁天皇26年(西暦紀元前4年)に伊勢の五十鈴の川上に、また豊受大神宮は第21代雄略天皇22年(西暦478年)に度会の山田の地にお鎮まりになりました。
 神宮の祭祀の基本は天皇が御自らおまつりをされることにあります。神宮では日々皇室の平安と国家の繁栄、国民の幸福がお祈りされています。
 日本人の総氏神様として慕われている伊勢の神宮の神札は神宮大麻と呼ばれ、氏神様の神札とともに神棚におまつりいたします。
 天照皇大御神様の太陽の光のように暖かく、恵み多いその御神徳は、すべての人にふりそそがれ、災厄から守ってくださっています。
 ご家庭で神棚をおまつりし、家族そろって日々感謝の祈りを捧げましょう。敬虔な気持ちは心を豊かにすることでしょう。



■ 家庭のまつり ■

 日本人は太古より自然を神として崇拝してきました。山・川・海・森・石・人・動植物にいたるまで、天地人全ての物に神霊がやどり、その調和の中に平和な暮らしが存在すると信じてきたのです。それ故、家の中でも要所々々に、竈(かまど)には竈神(こうじん)《荒神》、井戸には井戸神、納戸(なんど)には納戸神、厠(かわや)《お手洗い》には厠神というように多様な神々をおまつりしてきました。更に家庭の中心として国の総氏神(そううじがみ)様の天照皇大御神様(あまてらすすめおおみかみ)・地域の守護神として氏神様を神棚におまつりし、国の繁栄や家の安全を祈ってきました。
 日本人の信仰の大本は、自然から生まれた神、神の御分霊(わけみたま)としての祖先、祖先から生まれた自分。自然→神→祖先→人と、自然と一体になった自然観であり、先祖と子孫をつなぐ自分、過去と未来をつなぐ現在を考える人間観・歴史観でもあります。
 
 家庭に神棚をおまつりするということには、大きく分けて三つの意味があると思います。

一、人間は自然の一部であることを自覚し、謙虚な精神を養う。
  
二、神様に守護され生かされていることを感じ、感謝の気持ちを忘れない。

三、祖先から受け継がれた愛情と教訓を忘れず、日々己を戒める。


 人は日々の生活に流され易いものです。神棚はそんな家庭の日常に、敬虔の空間を創ります。神棚に祈念することで、心穏やかな精神を見出し、家内安全・子孫繁栄等の御神徳に触れていただきたいと存じます。



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