北海道神社庁



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家庭のまつり

 日本人は太古より自然を神として崇拝してきました。山・川・海・森・石・人・動植物にいたるまで、天地人全ての物に神霊がやどり、その調和の中に平和な暮らしが存在すると信じてきたのです。それ故、家の中でも要所々々に、竈(かまど)には竈神(こうじん)《荒神》、井戸には井戸神、納戸(なんど)には納戸神、厠(かわや)《お手洗い》には厠神というように多様な神々をおまつりしてきました。更に家庭の中心として国の総氏神(そううじがみ)様の天照皇大御神様(あまてらすすめおおみかみ)・地域の守護神として氏神様を神棚におまつりし、国の繁栄や家の安全を祈ってきました。
 日本人の信仰の大本は、自然から生まれた神、神の御分霊(わけみたま)としての祖先、祖先から生まれた自分。自然→神→祖先→人と、自然と一体になった自然観であり、先祖と子孫をつなぐ自分、過去と未来をつなぐ現在を考える人間観・歴史観でもあります。
 
 家庭に神棚をおまつりするということには、大きく分けて三つの意味があると思います。

一、人間は自然の一部であることを自覚し、謙虚な精神を養う。
  
二、神様に守護され生かされていることを感じ、感謝の気持ちを忘れない。

三、祖先から受け継がれた愛情と教訓を忘れず、日々己を戒める。

 人は日々の生活に流され易いものです。神棚はそんな家庭の日常に、敬虔の空間を創ります。神棚に祈念することで、心穏やかな精神を見出し、家内安全・子孫繁栄等の御神徳に触れていただきたいと存じます。


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